石川県「白山自然保護センター 中宮展示館」の仕事

2012年4月にリニューアルオープンした、白山のほ乳類、鳥類などの動物、高山植物やブナなどの植物、白山火山の成り立ちや化石、白山麓の人々の暮らしなど白山地域の自然・人文について紹介している施設です。
リニューアルに伴い、手取層で発見された獣脚類カガリュウ、鳥盤目イグアノドン類の恐竜模型を制作しました。

白山の自然を剥製や標本、パネルで分かりやすく紹介しています。本物の動物の毛に触れたり、木の幹の様子を触って比べたり、虫や鳥の声を聞いたりと、白山のブナ林を擬似体験できるコーナー「森に遊ぶ」などのコーナーもあります。
私が制作した模型は白亜紀前期の手取層群、桑島化石壁から発掘された動物を紹介したコーナー「恐竜時代の動物」に展示されています

白亜紀前期に生息した獣脚類カガリュウ
カガリュウは初期のティラノサウルス類と考えられ、私が制作した模型は同時期中国に生息した「ディロング(Dilong)」を参考にしています。

イグアノドン(Iguanodon)の模型。二足歩行から四足歩行に移行する段階を表現して制作しています。



共に国立科学博物館の真鍋真先生に監修していただきました。

厳冬期は道も閉鎖になりますし、「どうぞ行ってみてください」と気楽に言える場所ではありませんが、スーパー林道を抜けると合掌作りで有名な白川郷ですし、周辺にはスキー場やキャンプ場、温泉もたくさんある自然豊かな資料館です。


2012年7月8日訪問の様子(ブログ)


山自然保護センター 中宮展示館HP

〒920-2324 石川県白山市中宮
TEL 076-256-7111(シーズンオフ時は076-255-5321)



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